2012年4月26日木曜日

Sybase Unwired Platform 開発 (その2:環境セットアップ)



今回は環境セットアップ編です。



  • 想定環境


    • SUP1.5.5

    • Windows 7(x64)



  • メディアの入手方法

残念ながらまだSneak Previewなどは無いので、評価目的であれば以下からコンタクトして評価版を入手する必要があります。

http://www.sybase.com/detail?id=1062550

SAPから正規版を購入した場合は、本体はSAP Service Market Place(http://service.sap.com/)からダウンロード可能です。

ただし、メディアとして出ているのは1.5.2までですので、1.5.5のパッチはSybaseのサイト(MySybase)からダウンロードします。

http://www.sybase.com/mysybase



  • インストール方法

SybaseはSyBooksと呼ばれるドキュメントサイトを公開しており、そこにInstallation方法も詳しく書かれています。基本的にそれに従えばインストール可能ですので、詳しくはそれを参照していただければと思います。

http://infocenter.sybase.com/help/index.jsp?topic=/com.sybase.infocenter.dc00838.0152/doc/html/title.html

今回はDeveloper Editionをインストールします(SUPサーバ+SQLAnywhere+Eclipseベース開発環境)。ライセンスキーを入力しない場合でもそのままEvaluationとして30日間利用可能です(ライセンス期間終了すると再起動できなくなります)。一応注意点としては、





    • 事前に.Netなどのコンポーネントを入れておく必要がある(インストーラが判断してくれるのでそれに従うこと)。

    • Windows7の場合はUACに注意。UACをオフにしておくか、Admin権限ユーザでインストーラ実行すること。

    • ポートにも注意。2000,8000,5001,2480を使う。

    • BlackBerry用のUI開発を考えている場合は別途RIMのDeveloperSiteからいろいろとEclipse用のPluginやシミュレータを入手する必要あり。設定も必要。

    • バックエンドでSAP接続を考えている場合はJCoを別途入手しておく必要あり。設定も必要。

    • DBをSQLAnywhere以外にする場合はJDBCドライバを別途入手しておく必要あり。設定も必要。

です。



  • インストール後の設定

JCoは2.0系が必要です(はやく3.0系をサポートしてほしいですが・・)。

JCo設定は以下のとおりです。





    • librfc32.dllとsapjcorfc.dllを"C:\WINDOWS\system32"および"C:\Sybase\UnwiredPlatform\JDK1.6.0_16\bin"以下にコピー

    • sapjco.jarを"C:\Sybase\UnwiredPlatform\Unwired_WorkSpace\Eclipse\sybase_workspace\mobile\eclipse\plugins\com.sybase.uep.com.sap.mw.jco_<version>\lib"と"\Sybase\UnwiredPlatform\Servers\UnwiredServer\lib\3rdparty\"にコピー



  • 起動の仕方

サーバ系は全部Windowsサービスとして登録されるので、Sybaseと名前がついているものを立ち上げれば大丈夫です。

開発環境(Eclipse)はSybase Workspaceというbatを起動しますが、これはAdmin権限で実行する必要あります。そうしないとBlackBerry統合開発の場合、シミュレータがEclipse経由で立ち上がらなくなります。




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