2009年2月15日日曜日

SAP Solution Manager EhP1



Solman EhP1で強化された機能の一つとして「ソリューション文書化」があります。


http://help.sap.com/saphelp_smehp1/helpdata/ja/3d/d05893e6ba4dfab7c0d66de8d52420/frameset.htm


以前3rd PartyからOEMされていたRBE(Reverse Business Engineering)という細かい分析/レポーティングできるデスクトップtoolがSAP向けに提供されていたのですが、こういう機能がまたSolman上に追加されたようです。


# ちなみにRBEは海外ではR/3のセキュリティ監査をやる際のツールとして結構有名だったそうです。今はGRC Access Controlsだとは思いますが…


メリットは、


・EWA+αで細かいオブジェクト(レポートとかBAPIとか)の利用率を取って文書化できる


・カスタムコード(Add-on)の分析機能が充実している(例えば「移送頻度」「参照のないオブジェクト」「Unicodeチェック」といったレポートがある)


です。後者は「カスタム開発管理コクピット」(CDMC)と呼びます。


情報収集のため、対象システムに対して「ST-PI 2008_1_* SP00」を入れる必要ありますが、例えばR/3->ERPへのアップグレードのアセスメントツールとしてはなかり有用と思います。