help.sap.comに表題のガイド(リンク集)があります。
http://help.sap.com/saphelp_nw04s/helpdata/en/42/f7bf455bb61bc7e10000000a11466f/frameset.htm
まったくもってこれで全部網羅されているわけではありませんが、参考になると思います。
help.sap.comに表題のガイド(リンク集)があります。
http://help.sap.com/saphelp_nw04s/helpdata/en/42/f7bf455bb61bc7e10000000a11466f/frameset.htm
まったくもってこれで全部網羅されているわけではありませんが、参考になると思います。
SAP JVMというのがあるのがご存じでしょうか。Java SE 5.0ベースで、NetWeaver CEから採用されています。
通常のSunのJava VMと違う点は、モニタリングやデバッグ機能の強化ですが、一応特徴としてもう一つ、共有メモリ上にユーザセッションを保持できる機能を追加したことみたいです。ねらいはAS Javaと組み合わせて、もし複数VMのうち1つがダウンしたとしても、他のVMに素早くsession failoverできるようにすることらしいです。
http://help.sap.com/saphelp_nwce10/helpdata/en/45/0a9cddce607307e10000000a1553f7/frameset.htm
http://help.sap.com/saphelp_nwce10/helpdata/en/46/efeff0647469b5e10000000a114a6b/frameset.htm
一応FAQがNote:1278274に出ています。まだまだJRockitのようにはいかないようですね。
結構ボリュームが大きいですが、SAPにしてはめずらしく日本語訳なので、読んでおいて損はないと思います。
http://www.sap.com/japan/services/education/course/soa/index.epx
SAPの特徴として移送の仕組みが挙げられますが、残念ながらEPやWebDynpro for JavaなどのJava系はABAPほどこなれた移送の仕組みがありませんでした。
ただ、今後はCTS+(Change and Transport System Plus)と呼ばれるCTSの拡張機能により、これらのJava系の移送もABAPの移送依頼に含ませて移送できるようになります。
まあ実際にはBI7.0になった時点で、ABAP->Java(実際にはEPのKMのコンテンツ)になったWebReportはABAPでのTMSから移送できていましたが、それが拡張された形でしょうね。
たとえばSAP HCMのESSではWebDynpro for Javaも使うしABAPの方も使う、EPのiViewも使うしで、今まではそれぞれ別々に、パッチを当てたりModifyする際は移送を実施していました。これがCTS+により、ABAPの移送依頼で一元管理できるようになります。
ではNWDIやSLDはどうなるのか、というと、NWDIで生成されるSCAファイルもCTS+の方で移送依頼に含めることができるようになります。
あとSLDの方はというと、もともとPIと密接に結びついている関係で、PI側で移送管理の仕組みありましたが、CTS+により、他との整合性をより鑑みて移送できるようになります。SLDに関してはそもそもランドスケープ上にどう持つのがいいのか、という議論ありますが、それは以下が参考になると思います。
今後のCTS+はMDMのオブジェクトなんかも取り込んでいくらしいです。
あと、「SAPでいうSOA時代の管理といえばSolutionManager」という話もありますが、SolManとの連携は、既存のSolManでの一括移送管理機能と同じようになるっぽいです。SolManで移送依頼を作成して、それを既存の依頼(CTS+使うのであれば開発環境のCTS+の移送依頼)と結びつけます。SolManで移送依頼管理する利点は申請/承認ができるところですね。
SOA時代はSAPでも分散した開発が多くなってきます。たとえばNetWeaver CE(Composition Environment)などでUIやWF系のConsumerを開発、ERPやCRM、SRMなどのProducer側でES(Enterprise Services)カスタマイズ、そしてときにはPIを利用してoutside-inのES拡張開発・ESRへの登録。あとはESBとしてのPIや、MDMの利用です。BOBJなんかもあります。
変更管理のRuntimeツール、移送ツールとして是非CTS+使っていきたいですね。
ABAPスタックでようやくSAMLのサポートがされるようです(SPが出る)。といっても受け取りだけですが(Ticket発行はできないんで別途ADFS:ActiveDirectoryFederationServicesとか使う必要がある)。。
Web Service(というかEnterprise Services)への認証対応としての実装みたいです。
現行のECC6.0、BI7.0(NW7.0SR3)、SolMan7.0SR4は、以下条件であれば新規インストールでSQL Server 2008をサポート。
o The minimum 700 SAP_BASIS support package level is SP14
o The minimum 700 SAP_BW support package level is SP16
PI7.1はEhP1から新規インストールでのサポート予定。2005入れて2008へupgradeはサポート。
Note1076022参照。
EhPはEnhancement Packagesの略です。
ERP EhP3まで現在出ています。EhP4がつい先日発表され、Ramp-Upがスタートします。正式出荷は来年の予定らしいです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081112/319155/
ところでERP EhPと、ベースとなっているNetWeaverの関係ですが、以下のとおりです。
・ERP EhP3にはNetWeaver7.0が必要
・ERP EhP4にはNetWeaver7.0 EhP1が必要
つまりNetWeaverにもEhPがあるんですね。実際にはEhP用のSPなんかあってさらにややこしい。。
ERP以外のBusiness Suite 7(CRM、SRM、SCM...)なんかも今後EhPベースで拡張される予定とのこと。
NetWeaver 7.0になって、なにげにABAPスタックも変わっています。
以外に知られていないのが、HA構成において、今までのCI(Central Instance)全部をClusteringしなくて良くなったってこと。正確にいうと、CIに含まれているEnque Serverを外だしにできます(Standalone Enque Server)。
http://help.sap.com/saphelp_nw70/helpdata/en/36/67973c3f5aff39e10000000a114084/frameset.htm
これによってMessage Serverも分離され、SPOFをCIから切り出すことができます。
切り出されたこのEnque Serverと Message Serverを、ASCSと呼びます。JavaにあったSCSのABAP版ですね。
ASCSだけクラスタリソースにしたこの構成では、もはやCI=DIになります。
なお、enque serverのレプリケーションインスタンス(replication server)ができたため、今までCIがfailoverされると実行されていたトランザクションは全部ダウンしてしまいましたが、7.0からはこのおかげでenque tableがtake overされ、処理が継続できるようになりました。
今までのCI全体をクラスタリソースにすることももちろんできますが、SAP ERP(ECC6.0)はNetWeaver7.0ベースなので、R/3からのupgrade時はこういうのも考えるといいですね。